実習の振り返り調理実習

㉑知識が邪魔をする?

この記事は約3分で読めます。

人間の脳みそは、
知っていることに
頼りすぎてしまうことが
あります。
それが思い込みにつながり、
大切な判断を誤らせることも…。
歴史の教訓や薬害問題を通じて、
広い視野を持つことの大切さ。
情報の流れに流されず、
慎重に未来を見据えて
選択するこが、
子ども達の未来へつながると
思っています。

賢い人ほど気をつけたいこと

歴史は繰り返さないけれど、韻を踏む

「脚気(かっけ)」
という病気をご存じですか?

昔、日清・日露戦争の時代、
多くの兵士がこの病気で
命を落としました。

実は、その数は
戦死者よりも多かったほど…。
原因は、白米中心の食生活による
ビタミン不足。

でも、そんな中で
海軍の高木兼寛
(たかき かねひろ)さんは、
兵士の食事に麦飯を取り入れて、
脚気の予防に成功。

一方、陸軍では
森鴎外(もり おうがい)さんが
「細菌説」にこだわりすぎてしまい、
高木さんの忠告を無視。

その結果、たくさんの兵士が
命を落としてしまいました…。

この話、すごく考えさせられます。

賢い人ほど
「自分は間違っていない」と
思い込んでしまいがちで、
それが大きな悲劇を生むことも。

超ざっくりとこんな話。

「大丈夫」と思っていたのに…その罠とは?

「これは安全です!」
と言われていたものが、
後になって危険だと
分かることが今まで何度も
繰り返されてきました。

たとえば、
サリドマイド薬害や
薬害エイズの問題もそう。

人はどうしても
「知っていること」
だけで判断しがちで、
「知らないこと」を
想像するのはとても難しいもの。

自分が「絶対正しい」と
思い込んでいるときほど、
本当にそれでいいのか?と
疑ってみるのが大切。

だって、思い込んでいる間は、
思い込みに気がつかない。
その間は、思い込み自体を
自覚できないものだから。

無意識に語りかけられている!?日常の中の思い込み

スーパーとかで
「コレステロールゼロ!」って
書かれたサラダ油を見たら、
「なんか健康に良さそう!」と
思って選びたくなりませんか?

でも実は、植物性の油には
もともとコレステロールは
含まれていません。

また、通販番組などで
社長さんが
熱く語っているのを聞くだけで、
「この商品なんだかすごく良さそう!」と
思ってしまうことも。

昔の話ですが、
ぶら下がり健康機
というのもがありました
どんな理由で健康になるのかは
全く覚えていないのですが
「毎日ぶら下がると健康になる」
とか、なんとか・・・・。

しかし1年も経つと
ぶら下がっているのは人間ではなく
ハンガーとか、洗濯物とか・・・。

こういった無意識の情報操作は、
思い込みを生む要因の一つになります

「真実のない時代」だからこそ大切なこと

例えばAさんとBさんが
ケンカしていたとします。
Aさんだけに話を聞けば
Aさんだけの言い分を聞いて
Aさんが正しいと思ってしまいます。
逆も同じ。

添加物も同じで
時間が経つと新しい物が増えたり
情報が増えたりし
「何が正解で、何が不正解なのか?」が
ますます分かりにくくなっています。

情報量が多いと目をそむけたくなる

人間は情報量が多くなると
目をそむけたくなります。
例えば・・・

📚 取扱説明書が分厚すぎて読む気にならない
→とりあえず使ってみれば分かるでしょ!
と思った結果、後で困る。

👕 子ども服のサイズ展開が細かすぎて悩む
→80?90?どっちがいいの?
…まあ、大きめ買っとこ!

🏠 おもちゃの収納術を調べたら情報が多すぎて挫折
→結局、片付けるのはママだけだから、
適当に箱にぶち込もう

これ、実際に妻のことです(笑)
添加物も同じで殆どの人が
「売っているから大丈夫」
「ちょっとなら大丈夫」
そう思っているはず

次のスライドからがやっとまとめ💦
本当はその2枚だけでよかったんだけど、
ここまでめっちゃ細かくきました