食品添加物や大量生産の便利さと、
その裏にある課題に板挟み
あちらを立てれば
こちらが立たず
両方立てれば身が持たず💦
添加物で食品ロス削減の
意義を理解しながら
「無駄な添加物はないのかね?」と
食の安全と未来の子どもたちへの
影響を考えてみた
いるの?いらないの?どっちなんだい!
便利になったけれど、本当に必要?
30年前と比べて、
私たちの暮らしは驚くほど
便利になりました。
かつては手作りに限られたものが、
安定剤という魔法の技術により、
最初の1個目から1000個目まで
同じ味わい・形状で
均一に作れるようになり、
大量生産が実現。
生産性が向上した結果、
家庭の財布に
優しい価格まで実現したのです。
でも、その裏には
「本当に必要なの?」
と思うことがたくさんあります。
食品ロスを防ぐための添加物
食品ロスを防ぐためや、
味の変化を防ぐ為に
保存料や品質保持剤が
開発されました。
例えはパンは本来、
時間が経てばカビが生えたり
硬くなったりするもの。
でも今では、
1週間経ってもカビが生えず、
ふわふわのままのパンを
いつでもどこでも手に入れることが
出来てしまいます。
着色料のおかげで、
時間が経って、いつまでも
美味しそうに見える
食品も増えました。
これら添加物が出来たことで
素材本来の味わいは
どこか遠ざかりました
そのもの自体には
薬のような独特の匂いや
風味がある事は事実です
添加物の味をごまかすための添加物!?
そして、
添加物の味をごまかすための
添加物が生まれました(笑)
添加物によって
失われた味を補うための添加物
これは本当にワケワカメです💦
香料やスナック菓子の
“魔法の粉”
あのクセになる味わい…。
バター風味のマーガリンや
カニ風味のカニカマもそう。
バターでもカニでもないのに、
それっぽく感じさせる工夫。
でも、結局はマーガリンと
カマボコなんですよね(笑)。
便利だけど、「本物」とは違う。
供給が追いつかなかったあの時代に
便利さとを求めていた時には、
添加物の登場は避けられなかったし、
必要なものであったことも
理解できます
阪神淡路大震災と保存食の価値
あの寒い夜、救われたカップラーメン
話は変わりますが、
30年前阪神淡路大震災がありました。
その時明石に住んでいましたが、
4日後かな?雨が降り、
雨漏りがして寒さで凍えていました。
その時、
あったかいカップラーメンを
食べたのですが、
めちゃくちゃ美味しかったことを
昨日のことのように思いだします。
スーパーカップの緑色のやつで
豚骨味でゴマたっぷりだった🐷🍜
あの瞬間、保存食としての
カップラーメンの存在は、
ただの便利な食品以上に、
心と体を温める奇跡のように
感じられました。
保存食としてカップラーメンは
人類の創造力が発揮された
大発明だと思います。
しかし、
「保存食を保存しないで食べる」のなら
「保存食を保存しないで食べる事」
になります
だったら保存食じゃなくてもよくね?
これが私にとってワケワカメなのです。
大量生産・大量廃棄のワケワカメ問題
恵方巻、大量に作って大量に捨てる!?
製造販売側にも
ワケワカメな問題があると
思っています。
例えば、節分の恵方巻ですが、
どれくらいの巻きずしが
捨てられているのか
想像もつきません。
「大量に作って、大量に捨てる」
事自体が
ワケワカメなのです。
だったら作らなかったらよくね?
と胸が痛む思いです
家庭の知恵と店舗のジレンマ
家では、必要な分だけを作り、
余りが出れば工夫して使い切る
―そんな知恵が自然と根付いています。
しかし、店舗では
「売り上げのため」
つまりチャンスロスを防ぐために
大量生産が横行。
私自身もケーキ屋を営む身として、
その必然性は理解していますが、
同時に子どもたちの
アレルギーが急増し、
免疫が24時間
フル回転する現実を見ると、
果たしてこのやり方で良いのかと
頭を抱えてしまいます。
できる範囲で、
今のスタイルを守りつつ、
これからの未来を担う子供たちのために
何か変えていけないかと
考えて今の形を選択しました。
食べることは、生きること
添加物や大量生産に
頼る現代の食文化と、
手作りで一点物を心を込めて作る
家庭の味。
この両極端な状況の中で、
私たちは親として
どのようにして子どもたちに
安心・安全で温かい食事を届けるか。
地域の新鮮な素材を取り入れた
無添加ケーキへの試み、
コミュニティで支え合う取り組み、
そして店での生産方法の見直しなど、
考えるべきことは多岐にわたります。
食について、
生活について、
そして未来についての対話は、
いつも私たちの日常を
より豊かにしてくれる
大切なテーマだと考えています。
どんな工夫を今日の食卓に取り入れるか、
“ワケワカメ”な疑問とともに、
日々の暮らしを少しずつ
見直してみる一助となる事を祈って
この実習のまとめを
記録しています。